おまとめローンか債務整理か?
「借金一本化にすべきか?自己破産すべきか?」
このように、借金の支払いが苦しく悩んでいる方は少なくないようです。
ではどちらのほうが優れた選択肢なのでしょうか?
借金一本化と自己破産のメリットデメリットをまとめた上で比較してみたいと思います。
おまとめローンは審査が難しいことが難点
借金一本化のメリットについては、トップページに書いてあります。
債務整理をすべきかどうかの分岐点についても、簡単なセルフチェックを用意していますので、こちらで確認してみてください。
>>>借金一本化審査相談所トップページ
借金一本化のデメリットは通常の借入れよりも審査が厳しいことです。
平たく言えば、多重債務者向けのローンになります。そのため、融資額も大きくなりがちですので、審査はどうしても厳しくなってきます。
また、おまとめローンを組んだために、返済期間が延びて支払利息の合計が増える場合もあります。
確かに月々の支払額は圧縮されますが、返済期間が長くなればそれだけ支払う利息も多くなりますよね。
その結果、支払い総額が一本化する前よりも大きくなってしまうことがあります。
自己破産のメリット・デメリット
自己破産のメリットは債務免除に尽きる
自己破産の最大にして唯一のメリットは、すべての借金支払い義務が免除されることです。これに尽きます。
自己破産手続きをすると、融資側には返済要求を行う権利がなくなります。
個人で財産がない場合は、管財人の選出や債権者集会など面倒な手続きがありません。
また、自己破産を申込んだ人の9割以上が免責決定を受けます。
裁判所を通すため、債権者との交渉がなく、任意整理などに比べて借金問題が解決するまでに時間が比較的短いのが特徴です。
破産申立の手続きに費用がかかりますが、定額ですし、弁護士費用等は分割・後払いで対応してもらうことも可能です。
自己破産の生活上のデメリットは少ない
自己破産をすると、今後約5〜10年間借入れができなくなります。
クレジットカードも作れなくなりますし、家や車のローンも組むことができません。
換金できる財産(20万円以上)があれば、売却して返済に当てる必要がありますが、めぼしい財産がない場合はそのひつようもありません。
ただ、住所氏名が「官報」という国が発行する機関紙に掲載され、
それをチェックしている闇金などにあなたが自己破産者であることを知られてしまいます。
こうした悪徳金融業者に騙され、詐欺被害にあってしまうことがあるので、要注意です。
ローンが組めない、融資を利用できないというのは、不便ではありますが、現金主義と割りきってしまえば、さほど日常生活には支障はありません。
借金一本化と自己破産と迷ったら
借金一本化と自己破産どちらにするかの決断は、債務者あなた自身が、ご自身の返済能力を考えて判断する他ありません。
自己破産にデメリットは少ないものの、破産者というレッテルを背負って生きていくことに抵抗は感じるでしょう。
また、今後結婚を考えている人は、恋人や婚約者に破産の事実を理解してもらうことも、ひとつのハードルになります。
ただ、ひとつ言えることは、おまとめローンしてから、債務整理はできますが、その逆はできないということです。
もし、あなたが少しづつでも返済し続けようという意思があるなら、まず、金融機関に相談してみてください。
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